頑張って提言

那須に住む元広告クリエイターが世の中に対してホンネを語る

幸せならユニセフニ寄付を

 日本全国の皆さま、新年あけましておめでとうございます。

 今年も日本は平和裏に新年を迎えることができました。戦後70有余年の永きに亘きり平和を謳歌できたことは、現代において稀有なことです。北朝鮮トランプ大統領との対峙は懸念されますが、アフリカ、中近東、ウクライナなどの紛争地域から遠く離れ、難民対策に国論が割れている国々の悩みも、宗教間の争いや、民族間の抗争も、海の向こうの問題。

 極東の島国万歳!

 お多分に漏れず、我が家でも平和な、幸せなお屠蘇を祝うことができました。

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お屠蘇用の酒

 これらは、郷帰りした酒好きの息子夫婦のために、という口実で、少々贅沢にそろえた酒です。

獺祭は蔵全てを大吟醸造りと決め、その姿勢から醸した美味い酒は評判を呼び、一時手に入れることが非常に難しくなり、大変なプレミアム価格がついたものです。幸い昨年半ころから、出荷量が増えたのでしょうか、良い酒をそろえる酒屋で、時にして買うことができるようになりました。ヨーロッパでも評判を呼び、パリジャンに日本酒の旨さを再認識させた功績は大です。それだけに白ワイン、シャブリに匹敵するフレーバーは、「芳醇」そのもので、ワイングラスで楽しんでいます。

亜麻猫は、秋田の蔵元新政酒造作。その蔵元の銘柄の中でも、新しいタイプの酒で「灘の生一本」の対極にあり、芳醇ですっきりしていて、口に含むと優しい気持ちになれるほどです。今回は、中どりが手に入り、旨味を堪能しました。同じ「亜麻猫」でも発泡するタイプがあり、高価なシャンパンよりこちらを愛飲しています。

鳳凰美田は、まだ全国的には知られていない栃木の酒。蔵元の若きオーナーが杜氏を務めている蔵で、積極的に日本酒の可能性を試行錯誤日本酒しているようで、多種のタイプの酒を醸しています。この酒も、フランスのワイナリーから提供を受けたワイン酵母を使って醸すなど、従来の日本酒造りの枠にとらわれていません。 純米吟醸本来の豊潤な香りの中に、熟れた果物の微かな香りと甘みが感じられ、生ハムやカルパッチョを肴に楽しめます。

醸し人九平次は、名古屋から打って出た拘り杜氏の酒。ボトルの説明書きでも、ワイングラスの使用を進めているように、微細発泡のふくよかな香りが楽しめます。那須は、生のワサビが安く手に入り、そんなタイミングでこの酒があるときは、那須牛をローストし、たっぷりのワサビで至福の時を過ごします。

 毎年、そんなこんなの平和ボケ正月ですが、ちょっとした「貧しい子供たちに心を向ける」行事をします。それは「unicef」の募金に応じることです。

 正月には子供達や、甥姪が挨拶にやってきます。その時彼らとの会食中に「unicefへの募金頼むよ」と申し出ますと、ここ数年続けていることなので、募金の趣旨などは説明しなくとも、気持ちよく応じてくれます。私の勝手な思い込みかもしれませんが、私の申し出があると、その場の雰囲気は、一瞬ではありますが、平和ボケから緊張感に代わります。「そんなの、常日頃怠惰な気持ちで生活している後ろめたさの免罪符じゃないか」という声も聞こえますが、私の些細な行為が、150万人も居るといわれる,飢えに苦しんでいる中の、たった一人の一瞬の笑顔につながれば、平気で聞き流せます。

 平和ボケ、お屠蘇ボケの全国の皆さま、「幸せ」を感じたら、一瞬でもよいので、貧しい子供たちに心を向けると、てを挙げてみませんか。